こんにちは、丹波市の山下手芸店です。
かぎ針編みの中でも、作品に立体感やリズムをつけたいときに活躍するのが「玉編み」です。今日はその中から、「中長編み4目の玉編み」の編み方をご紹介します🧶
ふっくらとした丸みが可愛らしく、模様編みや小物づくりのアクセントにぴったりなテクニックです。
玉編みとは?どんなときに使うの?
玉編みとは、同じ目の中に何度か針を入れて糸をかけ、最後に一気に引き抜く編み方です。
いくつかのループをまとめて編むことで、ぷっくりとした立体的な形が生まれます。
編み地の表面に小さな玉のような模様が並ぶため、ブランケットやバッグ、帽子、ポーチなど、見た目の可愛らしさを出したい作品によく使われます。
また、シンプルな編み地の中に少しだけ玉編みを入れると、デザインのアクセントにもなります。
中長編み4目の玉編みの編み方
中長編み4目の玉編みは、名前の通り「中長編み」を4回編みかけて、最後にまとめて引き抜く方法です。
- 糸をかけて針を目に入れ、再び糸をかけて引き出します(3本のループ)。
- 糸をかけて、2本だけ引き抜きます。
- この動作を同じ目の中で4回繰り返します。
(最終的に針には5本のループが残ります。) - 最後に糸をかけて、すべてのループを一度に引き抜きます。
すると、ふっくらとした玉状の模様ができます✨
最初は針にかかる糸の数が多くなって混乱しがちですが、焦らず一段ずつ確認しながら進めるのがコツです。
糸を引き抜くときは、少し糸をゆるめにしておくと形がきれいに整います。
玉編みをきれいに仕上げるポイント
・糸の引き加減をそろえること
ループごとの糸のゆるみがバラバラだと、玉の形がいびつになってしまいます。毎回同じテンションで編むことを意識してみましょう。
・針を入れる位置に注意すること
目を拾う場所がずれると、玉編みの並びが崩れてしまいます。段の高さや目の数を確認しながら丁寧に進めるのが大切です。
・糸の太さと針のサイズを合わせること
太めの糸で編むとより立体的になり、細い糸では繊細な印象になります。作品の雰囲気に合わせて使い分けてみましょう。
模様編みに取り入れてみよう
中長編み4目の玉編みを等間隔に並べていくと、ふっくらとしたドット模様のような編み地になります。
間に細編みや中長編みを入れると、玉編みがよりくっきりと浮かび上がります。
同じテクニックでも、糸の色や配置を変えるだけで表情ががらりと変わるのが編み物の楽しいところ。
黄色やピンクなど明るい色で練習すると、目の動きが見やすく、仕上がりも cheerful な印象になります🌼
まとめ:玉編みで作品にリズムを
中長編み4目の玉編みは、少しの手間で作品に立体感をプラスできる便利なテクニックです。
慣れてくると、段ごとに玉編みを交互に配置したり、模様として全体に取り入れたりと、デザインの幅がぐんと広がります。
編み方を覚えると、同じ糸でもぐっと華やかな印象に仕上がりますので、ぜひ練習してみてくださいね。
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